ファクタリングと融資の違いをやさしく解説

お金ゲット ファクタリング

最近中小企業経営者向けに、「新しい資金調達方法」「国が認めた融資ではない資金調達」というキャッチコピーで紹介されている、ファクタリング。「実際には融資と変わらないでしょ?・・・でも、気になる」という方はこの記事を読んで、融資とファクタリングの違いを知っておき、いざという時には使えるようにしておきましょう。

そもそもファクタリングとは?

ファクタリングとは、入金待ちの請求書を現金化してくれるサービスです。

通常、取引先や顧客に請求書を渡す際には支払期日を設定してお渡しします。そして、すぐに支払ってくれる相手なら良いですが業態によっては、顧客もその商品を販売した中からしか支払えないので、実際の入金日が数か月先になってしまうこともあります。その間の資金繰りが大変で、場合によっては売上があるのに入金がなく、黒字倒産してしまうこともあります。

そこで、ファクタリング会社がその売掛債権を買い取ってくれる(手数料が必要)サービスがファクタリングです。

契約形態の違い

まず、契約内容が大きく異なります。

ファクタリング:債権譲渡契約

ファクタリング会社と締結する契約は、「債権譲渡契約」です。「債権譲渡」は民法466条で認められた契約の形態で、言い換えると「債権(※ここではお金を支払ってもらう権利)を誰かに売却する」契約で、債権を商品化しているというイメージです。ですので、ファクタリング会社は依頼者から売掛債権を買い取れば、請求先に対してこの債権を請求することができます。

卸売のX商社が、小売のY店に対して持っている売掛債権100万円(支払期日が1ヶ月後)をファクタリング会社Zに90万円で売ってしまえば、後はファクタリング会社ZがY店に100万円を請求する権利を持つこととなりますので、支払う義務(債務)を負うのは引き続きY店で、X商社は手数料10万円を支払ったものの1ヶ月前倒しで売掛代金を取得することができます。

金融機関からの融資:金銭消費貸借契約

こちらはいわゆる融資(借金)です。最初に100万円を借りれば、毎月コツコツと元本の一部と利息を支払う契約です。

調達金額

調達金額にも違いがあります。

ファクタリング:売掛金が上限

ファクタリングは売掛債権を現金化するので、当然請求書の金額(売掛金)が上限となります。なお、カラの請求書を作成してファクタリングを使うと、詐欺罪に該当します。

金融機関からの融資:必要な運転資金まで可能

金融機関からの融資の場合には、銀行が必要で支払い可能と判断した金額まで調達することができます。

金利・手数料

ファクタリング:手数料(請求書の金額に応じて計算)

売掛債権の額面の1~30%程度。また、債権譲渡登記をする場合には別途登記費用が10万円~必要となります。売掛債権を一括で買い取るので、手数料。返済が無いので利息ではありません。

金融機関からの融資:利息

年利 ~15%。こちらは手数料ではなく、借入金額に対する利息。

資金調達までの期間

資金調達までの期間も、大きく違います。ファクタリングは請求書が正当なものかどうかと、売掛先の状況を審査するので、比較的短期間で審査が完了します。早い会社だと、30分で審査完了するファクタリング会社もあります。

ファクタリング:1日~数週間

2社間、3社間でも違いがありますが、半月以内には審査が完了します。

金融機関からの融資:1ヶ月前後

金融機関からの融資を受ける際には、自社の経営状況、キャッシュフロー、売り上げ見込み等から審査され、融資実行までに1ヶ月程度かかります。

担保・保証人

債権譲渡は譲渡してしまえば、後はファクタリング会社と売掛先の関係だけが残り、保証すべき債権もないのでファクタリングには担保・保証人といった概念そのものがありません。

ファクタリング:担保・保証人不要(概念そのものが無い)

金融機関からの融資:担保・保証人は審査・借入金額によっては必要

まとめ

ファクタリングと金融機関からの融資では、それぞれ契約も違えば調達できる金額・対価の支払い方法等が大きく違っております。短期的に少額の資金調達ならばファクタリング、長期で高額の資金調達なら金融機関からの融資、といった使い分けをすることも大切です。

短期の資金調達におすすめのファクタリング会社3選

いーばんく

クラウド契約で即入金・最低水準の手数料



MSFJ株式会社

事業資金即日対応!MSFJのファクタリング

株式会社トップ・マネジメント

最短2時間完結の最速資金調達【見積書・受注書・発注書ファクタリング】

タイトルとURLをコピーしました